【放射線管理】放射線測定機器(サーベイメータ・Instadose)購入に関するご注意


2011年 6月 21日(火曜日)

3.11大震災以降、放射線測定器の需要が急激に拡大しています。
そのため国内大手メーカーをはじめ私ども海外大手メーカーまで、政府の緊急支援対応が最優先課題で、個人の方には十分供給できていないのが現状です。
このような背景の中、放射線測定器がインターネット上のショッピングモールに多数掲載されはじめました。
ところがこういったインターネット販売に関して、購入後様々なトラブルが発生しているようで、弊社にもお困りになった方からのSOSが寄せられています。
販売店の質については十分ご注意いただきたく、参考までにご案内いたします。

【放射線測定器購入時の留意点】
放射線測定器は『精密計測機器』です。
ただ計れればよい、というものではなく、購入の際には以下のようなプロセスが必要となります。
 1.測定する目的を検討する。
 2.測定する線種、条件を明確化する。
 3.測定する機器を目的に合わせ選択する。
 4.測定データを評価する。
 5.機器を良好な状態で維持し、校正等正確な数値を確保する。

【サーベイメータの選び方】
サーベイメータを選択する際には、どのレベルの性能保証が必要か、十分な検討が必要です。
たとえばX線及びγ(ガンマ)線用線量当量率サーベイメータについては、
 国内メーカーではJISZ4333の規格、
 弊社が取り扱うMirion Technologies社のRDS-30は、JISの原案でより厳しいIEC60846に適合しています。
測定データを公表する等、正確性が求められる場合は、
 1.国内および国際規格への適合の確認
 2.メーカーの標準線源による校正証明書(製造年月日の確認―かなり古いものも流通しています―)
 3.販売店の放射線に関する技術フォロー
 4.修理等アフターサービス
といった点にご留意ください。

【個人線量計Instadose(インスタドーズ)について】
Instadoseは米国Mirion Technologies社が販売する次世代のクラウド型個人線量計で、弊社は日本市場に契約がある正式な代理店です。
すでに1年以上も前から、国の研究機関でその性能評価を行っていましたが、その最中に東日本大震災が発生し、米国のインターネットサイトと連携した企業が、日本国内でもネット上での販売を開始した模様です。
ところがこのようなサイトで購入した方から、「使い方が分からない」「販売店と電話・メールでの連絡が全然取れない」、中には「全く動かない」といったクレームが記載されています。
Instadoseは放射線測定において十分に信頼できる製品ですが、PC上での設定を含め、運用開始まではサポートが必須です。
現在、弊社は福島県の企業を中心に万全のサポート体制を取っており、その運用と評価まで、責任を持って対応しています。
皆様にもこの商品を購入する際には、放射線測定に関してサポートがあることを必ず電話でご確認の上、決定されることをお勧めします。
なおこのようなネットショップや米国サイトで購入された場合は、弊社のサポート対象外となりますのでご了承ください。

テクノヒル株式会社
代表取締役 鈴木一行